星屑の煌めき




(Fate/士郎)現実と虚構と電脳と電子




「Fate/EXTRA、発売延期になったね」

「そうだな」

「三月十八日発売! って銘打ってたんだけど」

「発売延期されたな」

「…………いや、分かってたけど。今までの経験上解っていたけど。
型月が発売予定日にゲームを発売した事なんて無い、なかったものな……」

「いやそんな全てが全てそうだとは限らないだろ、アーケード系はちゃんと……ちゃんと」

「ちゃんと、なに?」

「…………動く場合もあった……」

「衛宮くんはどうも自分の立場が危うくなると、言葉に逃げる節が見受けられるよね。
それにしても。結構楽しみにしてたんだけどな、エクストラ」

「その割には買う予定無い癖に」

「だってセイバーがセイバーじゃないんだもん、魅力半減だよそれだけで。
それに御大の絵じゃないし、なんかセイバー赤いし」

「ほぼセイバー絡みじゃねぇか」

「当たり前だよ、セイバーはFateを……いや、型月を背負う看板なんだから!
大体セイバーは貧乳だから可愛いのに胸おっきくなってて驚いた」

「前半良い事言ってんのに後半の行で台無しに!」

「確かにあの衣装は胸がないと映えない、けどセイバーは胸がないからこそのセイバーだろ!
アーサー王に胸なんてあっちゃいけんのよ!」

「まあぶっちゃけ今回のセイバーの正体は、アーサー王じゃないみたいだけどな」

「なん、だと……ざわざわ」

「声が違うだろ、だから真名が違うんだとさ。
アーチャーやランサーは第五次と同じ英雄だから声は同じだとか」

「へー。衛宮くんたら情報通なんだから〜っ。
今回出番皆無の癖になにでしゃばっちゃってんのかしら〜ん」

「グサッ!! 言葉のゲイ・ボルグ痛い!!」

「ふふん、衛宮くんに500万のダメージ!
まあ君は結局の所エロゲ版の主人公であって、ロープレ版の主人公には向かないんだろうね」

「グサグサグサッ!!」

「正直なトコ、結構君のアンチは多いみたいだからねぇ……“衛宮士郎、アンチ”でググッてみ、面白いよ?」

「ザビ子、お前俺の事嫌いだろ」

「まさか。アイシテルヨ」

「嘘つけ! あからさまな片言喋りしやがって、素直に嫌いだって言えばいいだろばぁか!」

「あっ、杉山ボイスで罵られた……キュンてキたキュンて。
じゃなくて。いや普通に衛宮くんは好きだし異性として愛してるが?」

「お前の愛はティッシュの半分より軽いから信じられねぇんだよ」

「ティッシュの半分って、本当のティッシュ一枚じゃなくて!?
ガビーン、ザビ子ちゃんたらショックです! こんなにも惜しげもなく君に愛を捧げているのに解って貰えないなんてザビ子ちゃんショックです!」

「泣き真似は止めろ、白々しい。事実お前はそんなに俺の事好きでもねーのにそんな事軽々しく言いやがって……」

「まあこんなどうでもいい下らない事は置いといて。
今期のセイバーは赤い、偉そう、豊胸!! という3プッシュを全面に押し出しています」

「…………。いっそ清々しい程の話題転換」

「宝具も装いも声も中身も心機一転、いえ新規一転と言っても過言ではありません、いえ新奇一転と言った方が面白いでしょう!!
今までのFateととは180度違う、全く新しいFate/EXTRA。
主人公は君自身、君が奏者マスターとなりサーヴァントを使役し聖杯を勝ち取れ!
――――戦う意思はあるか、戦う意味はあるか、戦う覚悟はOK?
真実を勝ち取れ、君の現実は塗り固められた虚像だ、それをぶち壊せ!
Fate/EXTRA、2010年発売予定!!」

「……適当な事言って締めた」




























まあ管理人わ た しは買わないけどね。

いやだって士郎が主人公じゃないし、セイバーが川澄○子じゃないんだもんよ。
中身は他の方のプレイ日記やネタバレなどを漁って補充します。
けど魔が差したら買うかもしれない。

















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