星屑の煌めき




(Fate/遠坂)なってみよう!〜加害者篇〜




「ザビ子ー!!」

「はいはーい、なんですかね遠坂さーん」

「ちょっとアンタ暇でしょ、暇なのよね、暇だと言いなさい、暇に決まってるわね」

「拒否権、いやその前に私に人権というモノはないんですか」

「煩いわね。どうせ暇でしょ、アンタ」

「……まあ暇です」

「なら文句も問題もない筈よね?」

「……はい暇です」

「最初から素直に暇だと頷いておけば良いのよ、アンタは。
まあ良いわ────────そんな事より、」

「そんな事言われた」

「人の台詞を遮るな。今からわたしの部屋の掃除をしたいから手伝いなさい」

「ヤです」

「部屋って言っても、衛宮邸こ っ ちにある方じゃなくて実家の方。
探し物をしてるんだけど中々見つからなくてね、家中ひっくり返して探してようやく発見出来たの。
だけど、代償として家の中が滅茶苦茶になってしまった訳、それを今から片付けにいくんだけど、アンタ手伝いなさい」

「ねえ私今拒否したよね行きたくないって言ったよね。然も遠坂さん家って滅茶苦茶広いじゃん」

手伝ってくれるわよね、ザビ子?

「喜んで、ミス・トオサカ!!」





◇ ◇ ◇






「────とりあえず。大雑把に片付けたんだけど、それらをあるべき所に収納したいのよねぇ……」

「なにこのカオス、いやキャオス。遠坂さんて片付けられない女だったんだ、めっちゃ親近感」

「なにかさえずったかしら」

「さてと!? ドコから手をつけたら宜しいで御座いますでしょうか!?」

「とりあえず……。ザビ子、アンタはこの山ガ ラ ク タを倉庫に運んでくれる?」

「うっほほーい。なにこの量、パナイ!!
士郎の二倍はある高さに、どっかの狂戦士が横たわった長さ……なにこれ」

「ガラクタよ。造ったは良いが使い道が無かったからそのまま放置したモノ達」

「……うん。なにこれ、凄い綺麗な艶桃色した液体……怪しげ、いや、妖しげな薬かなにかですか?」

「あら。随分懐かしいのが出てきたわねえ……ザビ子、アンタこれの効能知りたくない?」

「遠坂さん、この山をまとめて倉庫に持っていけば良いんだよねー?」

「聞いて驚きなさい────……」

「聞きたくないです」

「────────その名も高き、惚れ薬よ!!

「うわぁ、この世で最も聞きたく無かった」

「でも、丁度良いわね。ザビ子、アンタを実験台にしてあげる」

「断る」

「実はこれ、まだ人体実験た  めして無かったから、こちらとしても都合が良いわ。
ザビ子、アンタでこの薬の完成具合を確認してあげる」

「イ・ヤ!! ですッ!!」

「ザビ子、これはとても光栄な事なのよ……人類創世始まって以来の大々的な実験の験体になれるんだから」

「にじり寄らないで下さいませんこと、遠坂さん」

「因みに。これは飲んだ時に目の前に居た人間に惚れる様な三流の代物と違ってね、飲ませる瞬間に第三者が言った名前の人間に惚れるっていうモノなのよ〜」

「え、いやなにその笑顔、怖いわ遠坂さん、止めて、よせ考え直せ遠坂、まだ他に実験台はある筈だ」

「衛宮君の口真似した所で事態は変わらないわよ〜ザビ子」

「あらやだ遠坂さんの意地悪、って言ってる場合じゃないのかコレもしかしてもしかすると私ピン子……じゃなくてピンチって奴ですか。
ぐっぎゃぁぁああぁああぁぁあああぁあぁ────────……!!??」

















































「嗚呼もう、誰か助けて下さい」

摺り込み完了、後付け良好、洗脳ばっちり!
















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