・大賢者に水 [猊下&陛下] (お風呂からのスタツア後) 「…思うんだけどさ、どうして“水”なんだろうね、渋谷」 「何が?」 「こう毎回さ、濡れて着替えて面倒だと思わない?」 「まあ、そうだけど…」 「魔力、なんていうファンタジーな力があるんなら“○○えもん”みたいに、どこにでもいける扉とか、“○○レツ”のタイムマシンなんてあってもいいと思わない?」 「あ、ああ」 「そもそも、あの変態の考えることは昔からどこか、ズレてるんだよ」 「あの、村田…」 「もし、死海に落ちたら? 真冬の凍てつく海だったら? どうしてくれるんだ、あの金髪ブ」 「うわっ、落ち着け村田っ! 仮にも眞魔国のカリスマを、そんな呼び名で呼ぶなよ」 猊下の眞王陛下に対するお言葉は、特によどみがない。 [*前へ][次へ#] |