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純情boogying
仮眠室
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羽夜さんが出ていって、しばらくしてから、だった。


自分では自覚無かったけど、和子さんが亡くなってから色々やることがあって疲れとか溜まっていたみたいで。


自分でも驚くくらい熟睡したらしい。



ふ、と目が覚めた時はどれくらい時間が経っているか分からず、時計を探そうとして初めて眼鏡が無いことに気付いた。

……いつも前髪越しで視界ぼやけてるから気付かなかった……



眼鏡が無いと、俺歩いたり何だりの日常生活まで危ういんだよなぁ。

ここまで羽夜さんに抱えられて来たし、まだよく間取り覚えてないからぼやけた視界であそこに戻れるか不安だ……



羽夜さんは店終わるまでここに居ていいって言ってたけど、やっぱり折角貰った仕事だからちゃんとやりたいし……


……しょうがない。行くか。


と、ある程度どこかにぶつかりながら、多少の怪我を覚悟して立ち上がった。


ガチャ


手をかける前にドア(多分)が開いて、心底びっくり。

軽く目を見開いて向こう側に開いたらしい扉……を、開けたらしい人影(らしき物)を見上げた。


「アキちゃん。」


あぁ、この声……


『未智、さん?』



呼んだらすぐに抱きしめられた。


……今度は、煙草の匂い、しない。





『あの……スイマセンけど、今何時ですか?』

「へ?……あ、あぁ、今は……8時ちょい回ったとこ、やけど……」



結構寝ちゃったなぁ。



『未智さん、どうしたんですか?』

「え……あの、アキちゃんにさっきの事謝りとうてな。……ごめんなぁ、泣かせてしもぅて。」



……わ、すれて……た……

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あきゅろす。
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