純情boogying 壊れた……? 「ジ……ジンッ!!ジンッ!! ちょ……おま、何この生き物何こ……ギャハハハハハッ!!」 ……あれー……? なんか、綺麗な人……壊れた? んで、生き物って俺? 「は、羽夜さん……ッ 何言ってるんですかいきなり!!」 金髪の人、が慌ててる。 ……気にしなくていいのに別に。 「だってコレ受ける……ひはッ、……ヤベ、楓君、だっけ?怒った?」 『……いえ。』 「じゃーあ、何か不愉快になった?」 『別に。』 「……何で怒らねぇの?何か、ここはもっと血気盛んにツッコミ入れた方がおもしろくねぇ?」 『怒ってないから……わざわざそんな真似出来ません……』 ……めんどくさいなぁ。 「あははー。何か反応トカ超ウケる。 じゃあ楓君何で怒んねぇの?」 『……学校じゃ……ばい菌扱いで「秋づ菌」とか言われてるから、全然……』 あの子供独特の安直なネーミングセンスには脱帽するよ。 「アハハッ……もぉ、まじ笑える。」 ……なら……笑っといてください…… 何かのスイッチが入ったのか、壊れたように笑い続ける綺麗な人を前に、気力も冷めきってしまった自分は「そう言えばおなか減ったなぁ」とどこか他人事のように考えていた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |