[携帯モード] [URL送信]

純情boogying
日本の医療福祉
 


「そっか……あと、普通に診察しちゃって大丈夫か?」

『だから、大丈夫だって。』

「いや、そっちじゃなくて。
あの子保険証あるのか?」



ほけんしょう……保険証?

『……あの、遠足とか修学旅行の前にコピーして持ってくるヤツ?』

「……まぁ、それで間違ってはねーけど。……そーいやお前健康優良児だったっけ……。」

前に切られた傷口縫合したときは、警察沙汰にしたくないからと内々で処理したから正規の手続き踏んで治療してないしなぁ、と英典が心中で呟く。


『保険証無いと診てもらえないのか?』

「いや、無いと高いぞ。全額負担だから。」

『あ、それだけ?なら問題ねーわ。早速頼む。』


いくらぐらいかかる?なんて一言も聞かずに即決した龍仁に、英典は半分呆れたような顔をしてその後ろを着いていく。

やだねぇ高給取りは、値段見ないで買い物するんだから。
そんなことを考えながら。

[*前へ][次へ#]

24/49ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!