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純情boogying

 

揚げ句、当店No.2を張る龍がご乱心し出し、このチビヲタ眼鏡を「弟だ」と言い張る始末。

……嘘だーぁ。


外見から推測するに、血縁的にどこも似ていないその二人を前にそんな言い分が通るはずも無く。


会話から察する所、今日が初対面らしいのに
引退して尚根強い指示客を持つ【羽夜】と、
引き抜かれた後ジンがいなくなった店が潰れたと言う伝説(マジ)を持つ【龍】、
色恋営業で業界に右に出る者はいないと言われている【未智】、
本人にその気は無いのに担当した客が全員惚れてしまう【竟】
に、既にかなり気に入られてるのは何故かと。

疑問が出ない訳も無く。




羽夜がその場を沈めるまで(武力行使……byゲンコツ)、ジンと未智に……主に「それのどこがいーの?」的な質問が雨霰[アラレ]と降り注いだ。

(ちなみに、羽夜と竟にも同じ様な質問がされたが。
「面白いじゃんコイツ」「なんか……癒されるよ。」の答えに、一層謎が深まる。)



取り敢えず、いつもはカップラーメンやらコンビニ飯で済ましてる彼等に、久々の家庭料理が出された。

喧騒収拾させるため腹が減っている動物に餌をやるのが賢明だと羽夜が判断した結果だ。

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あきゅろす。
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