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純情boogying
この店の事情
 

「飯?!」

「賄いで?!」


『あー……うん。そうなる。と思う。』


何を無責任な。



「やった……!!もうコンビニ飯とカップラーメンじゃないまともなご飯食べられる……ッッ!!」

「お腹空くあの時間帯に地獄見ないで済む……ッッ!!」


お腹空くあの時間帯、とは夜の部閉店後から朝の部開店、までの午前1時〜日の出の事である。

この店は開店当時有名な店でNo.1張っていたり主戦力だったりしたホスト達を遺恨構わずあっちこっちから引き抜いた為周りからかなりの反感を買っている。
それ故、この時間帯でも開いてるような飲食店で他店の人間や前の店で関わったスカウトと顔を合わせるとどうなるか判らない……なので、アフター無い限りおそとが暗いうちはそこら辺あんまし出歩かないよーに、と羽夜パパ(笑)から指示を貰っている。


まぁ、貰っているのもあるが、従業員同士で店内でうだうだしてる雰囲気が皆さん好きらしく、アフターでも入らない限り店に残って溜まっている。
学生のノリで。

放課後やること無いのに教室に残って喋ったり漫画読んだりしてる学生のノリで。

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