純情boogying
悪化の一路
『黒い表紙……もしかして、パソコンのキーボードの下にある、それ……とか?』
……な訳無いよなぁ。
一番最初に目につく所だし。
「おっ!!
……そうそう……キーボードの高さ足りなくて、下に挟んだんだよ。」
……それなんだ……
『帳簿、パソコンで管理してるんじゃないんですか?』
「ん?……あぁ、そういや画面に映ってるな、帳簿。
こっちは店内で俺が管理する用、こっちの黒表紙のヤツは……この店のオーナーに、提出するヤツ。
データでも送っちゃうんだけど……いちぉ形だけな、形だけ。」
『大変ですね。』
……っていうかそれキーボードの高さの調節に使っちゃダメなんじゃ……
……普段は金庫にでも入れるべきじゃ……
「そー……パパ大変なのー。これから経理の計算もしなきゃだし……」
『……そうですかー……』
……どうしよう……
板についてきてる……
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!