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極楽蝶華

 


「あ……ユウ、そー言やぁね、俺ユウがいなくなって敦達の方にも連絡通したんだけど……言ってなかったの?」


「えー。
だってどうせ夏休み入ったらまた向こう戻んじゃん。」




うわ……


心配直撃でその人獅子緒先輩の友人かよ。



連絡先知られてんだそうなんだふーん……




「あーそーだ。
……敦、ってね。俺の従兄弟で、俺が昔頭張ってた族のメンバーなんだ。」

『へー……』


知らない名前に少し疑問詞を浮かべてた俺に悠紀仁が知識をくれる。


まぁ……族やってたって聞いたなぁそういや。
ならあの人にも少しは免疫出来てんのかな?


……って……


『族ぅ?!頭ァッ?!……張ってた……ッて……』


「あ、うん。
……あれ、俺言ってなかったっけ?」


『初耳……。』


うわ、もう今日だけで悠紀仁の新事実幾つ発覚だよ。


藤堂グループの直系の跡取りの件、族の頭やってたっつー件……


うーん……そう考えると悠紀仁があんな喧嘩強いのも納得だなぁ。



あ……ってゆーか早く灰斗と将治に相談しに行かなきゃ。

俺一人じゃ荷が重い。


それにこんなややこしい事になって……俺なんかじゃいい打開策浮かばないし。

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あきゅろす。
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