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極楽蝶華
オイオイオイ
 

『なんだっつーの……俺のコンプレックス攻撃しないでくれる?!』


戦闘から離脱するよ?!

やめようよ心理的なダメージ期待するのぉー。


「……コンプレックス?」
「て、何?」




『うるせーうるせー!!
モテないのがそんな可笑しいか二人とも!!』


人類皆アナタ達みたく綺麗な顔に生まれてないんだからな?


「……モテない?」

「悠紀仁、それ本気で言ってるの?」



何ですか?その

「え、この世にモテない人っているの?」

って口ぶり。




生まれてこのかたモテた事しかないあなた達には俺の言ってること理解不能ですか?



……いいんだ俺友達多いから!!彼女の有無より友情こそ青春だよね!
ヤバイちょっとしょっぱいモン目から出て来た!!



『……俺恋愛関係にはトラウマあるんだからもう弄るのヤメテよ……』


ぐたぁ、っと脱力して俺を抱える奈緒先輩に抱き着いた。
俺ほどでは無いが、男にしては線の細い体躯に腕を回す。


「悠紀仁、トラウマって何?」

『……やめてくださいよ俺の古傷えぐって塩塗り込むの……。』


やめてぇ!!俺のHPはとっくにゼロよ!!


「何で悠紀仁がモテないのかその辺の事情も知りたいし、是非教えて欲しいなぁ。」

『……聞いても楽しくないっすよ……』

「それは聞いてから僕が決めるよ。」



黒い!!

何か黒い物が笑顔の下から滲み出てる!!


『……どーしても聞きたいんですか??』

「うん。何やっても聞きたい。」


あれおかしいなぁ!!

俺は【意思】について聞いたのに何でか【行動】の話に聞こえるよ?!

しかも【〜するから聞かせて?】じゃなくて、ベクトルが俺に向かった使役動詞に聞こえるのは気のせいかなぁ。


……むしろだといいなぁ的な。




『なら……話しますけど、笑わないでくださいね?』


黒い笑顔に耐え兼ねて、低く呻いた。

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