極楽蝶華 ヤベェってこれ。 □■□■□■□■□■□■ おぉぉぉぉぉ。 ヤバイよヤバイ。 え? 4時間目もう終わるって? それしきのヤバさじゃねぇーよ。 大変だよコレ。 1時間ほぼ休息に充てたケド無駄に終わったよ。 『……立てない。』 腰に力入りませんが。 いや当たり前だよ。あんな短時間に4回もヌいた事ねーもん俺。 「大丈夫?俺抱っこしようか?」 で、5回も出して何でそんなに元気一杯なんだよお前は。 『た……のむ。』 元はと言えばコイツのせいだし。 感覚はあるが、力が入らない。 立とうとすると、腰から砕ける。 オイなんだよコレ初体験だよ初体験。 『ユウ、どこ行く?寮帰る?』 「うんにゃ……。昼飯前に寄るとこあるから、いい。鞄教室に置きっぱだし。」 本宮さんの事気になる。 何か、時間が経ったら痛くなった……とか、なったら怖いし。 「そう。分かった。」 『でな、3年の理系のクラスがあるトコ行ってくんねぇ?』 「……何しに行くの?」 途端顔付きが険しくなる。 『ちょっとね、俺の不注意で怪我させかけた人がいるんだ。様子見にね。』 「……ふぅん。」 『その後、俺の教室連れてって。 鞄持ったら寮帰ろ。』 「分かった。」 疲れ気味だったので 微妙な振動はかなり眠気を誘った。 幸い授業が終わるまであと十なん分かある。 ……このまま寝させてもらおう。 「……ユウ、眠い?」 無言で頷き、目を閉じた。 「そう……なら、連れてくから、寝てていいよ?」 その言葉に、もっかい軽く頷いて意識を手放した。 [次へ#] [戻る] |