極楽蝶華 理屈じゃねぇって。 「……なんで…… 何でこんな事するんだよ……っ」 『したのは俺じゃねぇーよ。お前サンの恋人だろ?』 「…違うょっ…」 ふぅ。 『別にただのお節介だよ。気にすんなって。』 「……そうじゃない……違う……違う、んだよぉ……」 『何が。……っつーか、お前平気?また泣いてね?』 「全部……違う…… ……じゃない、…恋、…ビトじゃ……無い……ッ」 『別に……言わなくていいって。 ……まぁ、落ち着いたら自分の部屋帰りな。 じゃな。』 濡れてる頭を軽くぽんぽんとたたいて今度こそ風呂場を後にした。 あ、制服濡れちった。 まぁそのうち乾くだろ。 夏だし。 そういえば、男同士で性交出来るんだね。初めて知ったよ。 知りたく無かったけどさ。 あぁ何か対岸の火事だ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |