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極楽蝶華
嫌なんかじゃねぇ
 
 



悠紀仁のズボンの中から濡れた音が零れ始めた。


『……こんな事頼んで……
…………ごめん。』


「お前は悪くねぇだろ……。」



しばらく、小さく声を漏らしながら、吐息と同じリズムで下がびくびく反応していた。


「な……ぁ、もういいから……っ!
……ゴメン……」


シーツを握り絞める細い指をほどいて、自分の指に搦めて手の甲に口付けた。


『……全然、嫌なんかじゃねぇから……
謝んなよ。』

「……っんなワケ、ねぇじゃん……」



『嫌じゃねぇ……し、むしろ、嬉しい。』


「へ??」




キツク閉じられた睫毛の下に、戸惑う様に揺れる
潤んだ瞳が、堪んねぇくらい煽情的で


『今こうしてんの……俺的にはスゲェ嬉しい。
ずっと、触りたかった。……キス以上の事も、したかったから。』

「……ゴメン……」




顔を背けて、そこでやり取りを打ち切られてしまって
時々小さく跳ねながら細い肩が上下した。



……なんつったら、信じて貰えるか、分からない。

悠紀仁に触るのは嫌じゃないし、むしろ嬉しくて。
悠紀仁はマジで切羽詰まって俺に頼んだのに、今こうしてるのが一瞬でも嬉しかったことに罪悪感を感じたくらいだって。



「……ゴメン……」

『だから……やじゃねぇって……
頼む……謝るなよ……』



胸に付けた濡れた舌をそのまま、下にずらして


少し強めに握って、先端の細い口をぱっくり開けた。

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あきゅろす。
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