極楽蝶華
2
「…………。」
互いに呼吸が少し荒くなり、ぴったりくっついた体に俺の脈拍が更に上がった。
悠紀仁が唾液を呑み込む音までリアルに俺の耳に聞こえてくる。
ヤベェ、俺、今まで生きてきた中で一番緊張してる。
目の前の汗ばんだうなじに欲情した。
……俺が今悠紀仁に触れている、という事実が興奮してた俺の神経に拍車をかける。
無言のまま顔が伏せがちなので表情まで分からないが……
拒否の言葉が無いので、一回手を引いてヘソの下辺りから滑らせてズボンの中に手を入れた。
「……っ、ふ……」
肌を撫でた時に漏れた吐息が、スゲェやらしくて。
体重支えてた方の手を後頭部に回して、その艶がかった声ごと舌を吸い上げた。
唇の角度を変えた後顔を離すと……
調度、悠紀仁の中心で上向いていたモノが俺の手の中に納まったところだった。
下は履いたままで、中に手を突っ込んで握っているので見えないが……
指に触れるソレは、ビクビクして熱くてまだちょっと柔らけぇ(笑)
微妙に動かすたび、律義に反応する悠紀仁のモノが可愛くて
で、そのとき覗き込んだ泣きそうで真っ赤な顔が何より可愛かった。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!