極楽蝶華 ヤベ、顔がニヤケる。 ―ガチャッ― 風呂から出て来て調度。 オートロックのハズなのに、玄関から誰か入って来た。 涼凰寺と、奈緒。 肩にバスタオルかけた俺の恰好を見て二人の顔色……と、奈緒のオーラが変わった。 「よ〜ぉ……琉崎兄。」 「俊……?テメェ悠紀仁に 何してた?」 ククク…… 奈緒、お前最近キレやすいな。 カルシウム足りてるか? 『……本気で嫌がることはやってねぇ。 悠紀仁ならリビング。』 「……そ。」 それだけ言ってかなり急いで部屋に向かう二人。 ……あー……駄目だ。 顔がにやける。 [*前へ][次へ#] [戻る] |