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極楽蝶華
俺の事考えろ。
  

腰を掴まれて、膝の上に乗せられた。

当然のように顔を覗き込んでくるコイツは何様なんでしょう。吐息が首筋にかかるんです。
ヤメテくだパイ。


「……ちょっと赤くなったな。」


手首に、俊が口付けた。



俺はと言うと、ソレどころでは無く跨いで座らされてアレがもうそれはそれは大変な事になっていた。




出る出る出る出る。



そして出ないから大変。





何がトカ聞くな。とりあえず今この状態で足を開かされたのは
『お前俺に何か怨みでもあんのか』

って言いたいぐらい。



まあ……俊は今さ、俺の後ろに何か入ってるとは知らないから八つ当たりは出来ないんですがね。




また、擦れる場所が変わって背中が跳ねる。


思わず俊に抱き着いた。

高そうな生地のシャツにしがみ付き、指を立て、キツク握り締める。




冷や汗じっとりだコラ。野村あのヤロウ。


……死……ぬ。



あ、もう、ヤバイ……鼻水出てきた。
泣きたい。もう、泣いて喚いてついでに全部出したい。

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あきゅろす。
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