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極楽蝶華
要約すると
 


「……というわけ。はい、さっさとメールしてね。」


うん。これまでの話を要約してみよう。



■生徒会の方々→一緒に飯食いたい

□俺→先約がある

■生徒会の方々→ならそいつらも一緒に。生徒会専用席なら余裕で入る。

□俺→敵増やしたくない。

■生徒会の方々→なら素顔で一緒にいれば普段のお前は絡まれない。

□俺→口応え

■生徒会の方々(良識の無い方の3人)→ぐだぐだ言ってるとお前のクラスに毎休み時間遊びに行くぞコラ



だ……だめだ……。
この、生まれながらに人に傅かれて生きてきた3人に正論で勝てる気がしねぇ……っ!


しかも、お腹も減ったし、血糖値が低いせいで頭も口も回らない。……あぁ、さっさと食いに行きたい。


とうとう言いくるめられる形で
誠に
【食堂行って待ってる】

とだけメールで打ってケータイを閉じた。



『ダーリン……拒否権って無いのかなぁ……?』

「聞いてくれないと思うよ……でも、僕は悠紀仁君とご飯食べれて嬉しいよ?」


『ダーリン……ハニーが危なくなったら助けてね?』

「うんっ」


イヤーンダーリンらぶりぃー。(自分キモ)




それにしても……
 

食堂に向かう足取りが何と無く重い……




俺について来たメンバー見たらまた誠とか怒るんだろーなぁ……


潤はうるさいだろうなぁ……

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