[携帯モード] [URL送信]

極楽蝶華

 


『た、猛さんは……
その、迷子になってる所を校舎まで送って貰って……』


「……小学生かよ……」


『うぉテメェ今のボソッてやった呟き聞こえてんぞゴルァァッ!!』

このヤロウ俊!!

「そうだよ……そんなうっかりさんな所が可愛いんじゃん悠紀仁は。」


『いや可愛くありませんから!!』


凄いテンションで否定。


「じゃあ、今度は俺からの質問だ。
……お前、何処でこの変態に目ぇ付けられた?」


「オイコラ……下半身馬鹿が何人の事勝手に変態にしてくれてんだよ。
テメェこそアッチの事しか考えられねぇ脳味噌海綿体男じゃねぇーかフザケんじゃねーっつーの。」


な、奈緒先輩が……


ふと見たら女性(しかも絶世の美女)と間違えそうなその麗しい顔で……




放送コードに引っ掛かる台詞をι


……何か、涙が出そうだ。


「で、お前奈緒には何処で絡まれたんだ?」

何でテメェ俺が悪いみたいな詰問調で俺の事取調べだコラ。

『……どっかの俺様生徒会長に呼出し喰らって閉じ込められたエレベーターで。』


そうだよそもそもコイツが全ての元凶じゃん。


ぐ、と苦虫噛み潰したような顔をする俊。


つかの間の勝利感に酔う俺。


「……で?」


で、と言いますと……何ですかな変態王子。(←確定)

「三船と、高裏と、村上……何で、悠紀仁の事知ってるのかなぁ?
僕、まだ聞いてないよ?」


……あぁん。

ベルトコンベアーが動いてるよ先生!!


『せ、先輩方には聞いて……』
「無いよ?
だって、何かやましい事があるなら隠すのに失敗するのは悠紀仁でしょう?」


ごごごご御明答。

……だって俺嘘付くの苦手(てか無理。)なんだもん。
(´・ω・`)ショボーン

[*前へ][次へ#]

85/299ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!