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極楽蝶華

「……こっち来い……」



え、やだ。


すごおぉぉぉぉぉおおおい嫌な予感がする。


つか何かわかんないけど怒ってない??



『……ゃだぁー……猛さぁーん。俺お家帰るぅー。』

服の裾を引っ張ってねだってみる。



「え……ちょっ……」

すごい勢いで目を逸らされた。




うんまぁしょーがない。

我ながらキモかった。




……ってゆーか……


さっきより怒ってます俊さんが;
(((゚д゚;))))ブルブルガタガタ


そして何気奈緒先輩も怒ってない??


「……とりあえず椅子に座ろーか悠紀仁。」


『……はい。』


有無を言わさぬ威圧感が

恐ェ━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━!!



ソファに座った奈緒先輩が横をポンポン、と叩いたのでそこに腰を下ろす。



『……あぇ??』


ソファじゃない感触。


後ろを振り返るとご満悦な変態王子の微笑が。



『……今凄い速さで動きましたよね??』


「気のせいだよ。」



……うん。じゃあポストが赤いのも空が青いのもきっと気のせいなんですね。

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あきゅろす。
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