極楽蝶華
いいえ君の勘違い。
メロンソーダ片手にクエスチョンマーク浮かべてたら盛大なため息をつかれた。
「……まぁいい。お前大分鈍いみたいだし。
奈緒とは本当に何でもないんだな?」
『だからそー言ってんじゃん。』
……あっ!
もしかして片思いとか?!
それなら合点がいく。
俺的に限りなくどーでもいい情報に一人納得していると俊がまだなんかあるらしく言葉を続けた。
「……お前、この学園の生徒なんだろ?」
『そーだけどさぁ……話これ以上続くなら違う日にしてくんない?
俺もぅ眠いし風呂入りたいんだけど。』
明日半日だけどがっこあるしさぁー。
それにお風呂は俺大好きだからね。
長風呂最高。
よく親父に「ふやけるよー」とか言われてるし。
「……話、は…ある。俺の部屋来ないか?
良かったら風呂も俺の部屋のを使えばいい。」
俺の、部屋の、って……
……あの、ジャグジー付きのヤツ?
壁一面窓になっててどーんってなってるヤツ?
『行く!!』
正直話なんてどーでもいいけどあの風呂は入りたい!!
生徒会長ともなるとさすが待遇が違うみたいだね。
……この学校は。
『あ……
ちょっと待ってろ。着替え持ってくるから。』
なんか……はしゃぎ過ぎてる俺にちょっと呆気に取られてる俊を置いて三階にダッシュした。
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