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極楽蝶華





「ユウさん!お久しぶりです!
もーっ、俺たち、めちゃめちゃ心配したんで……ああっ!」

「っ、お前!」

「てんめー総長のストーカーじゃねぇか!!
いつの間に近付いたんだお前!!」

「離れろこのヤリチン!ユウさんが汚れる!」


駅前から少し離れた路地裏、道一本入っただけで随分と人通りが少なくなっている。その路肩に停められた車が3台。
傍らに立っていた3人が悠紀仁に気付いた途端飛んできて猛から引き剥がして吠え出した。



「え?いや、ちげーよ。」

ちげーよ、と言う猛の手には悠紀仁に向けて構えられたデジカメがしっかりと握られているため、ストーカーという言葉を否定する説得力はあまりない。


「何が違うんだよ!
同じ顔が二つあるわけないだろ?Lapis lazuliのシュ……ン?」

「何か雰囲気ちがくね?金髪になってるけど、それとは別に……こんなへらへらしたヤツだっけ?」


「え、じゃあ別人?
……えっと、あんたさぁ、…………ドッペルゲンガー見たことある?」











「そこはさぁ、双子の兄弟いる?でいいと思うんだけど。流石悠紀仁の友達は発想が普通と違うね。」

「でも一番面白いのは悠紀仁さんですよね。」

「当たり前でしょそんなの。そこが可愛いんだよ。」


俊と間違えられてストーカー呼ばわりされている

その猛の後ろから弟と幼馴染みが面白そうにその様子を眺めていた。

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あきゅろす。
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