極楽蝶華
4
「悠紀仁さぁんっ」
どっぷり妄想設定に浸って
「マイロード(ご主人様)、今日の夜伽は指がいいですかお口がいいですか」
とか脳内で村上君に言わせてた所で現実に意識を取り戻した。
ユウちゃんにばーんと体ごと抱き着くオレンジ頭に一瞬で全部持ってかれ(ry
年下わんこ属性キター-------(゚∀゚;≡;゚∀゚)-------!!
「ゆっ、悠紀仁さんっ、悠紀仁さんっ、俺も耳付けたから撫でて撫でて!」
しっぽがついてたならはちきれんばかりに振ってただろうな、という勢いでユウちゃんに「好き好き」ってしてる。
ユウちゃんの首元にぐりぐり鼻先を押し付けてる彼の頭には、そう、紛れも無い犬耳。
薄茶色の、ちょっと垂れてるヤツ。
「え、あれ?
透も耳借りてきたん?」
「はいっ!犬耳借りてきました!」
「予想以上に似合っててびびるわ……。まぁ、可愛いな。」
「えへへー」
ユウちゃんに頭撫でられて満面の笑みの透くん。
小動物が二人でいちゃいちゃ……だと……?
だ か ら な ん で 君 達 は そ う や っ て 腐 女 子 の 急 所 を 的 確 に え ぐ る よ う な 真 似 を (ry
受けの気を引こうとして決して可愛い系の顔立ちではないのに獣耳まで付けちゃう攻め可愛いよ攻めっ!
どっからどう見ても美少女にしか見えない受けがそんな獣耳「可愛い」とか言っちゃうしイケメンなのに喜んじゃってその上「可愛い」と言われたいがために獣耳借りて来ちゃうとかあぁぁぁぁぁぁぁあっ!
総受けが……っ!萌え過ぎて……っ!生きるのが……っ!辛い……っ!
ようし透くん、君に「わんわんお攻め」の称号を与えよう。
わんわんお!(^ω^∪)
「悠紀仁さん。俺は悠紀仁さんの犬だから、ね?
……だから、こうやって首輪つけて、可愛がって、繋いでおいて、縛り付けてよ。」
「犬はご主人様に忠実だから、可愛いでしょ?
ねぇ、体中舐めていい?匂い嗅ぎたい。えっちしたい。……だめ?」
「……あっ、は、はぁっ、悠紀仁、さ……ッ!
イ、イク、イッちゃう、……っ、首輪、思いっきり引っ張って……っ!」
……攻めの方が首輪付けてるっての、アリだな……
束縛されたがりのリアルわんこ可愛いよはぁはぁ。
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