極楽蝶華
妄想が広がりんぐ
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……っ、この萌えを今すぐ同志と共有してにまにましながら生BLを観察したいっ!
えぇいどうして人間にはウェブカメラとネット配信機能が備わってないんだ!
初期不良だろ!ユーザー舐めてんじゃねーぞ神様よぉっ!!
だって、だって、ユウちゃん総受けでこんなあからさまに好き好きビーム出して争奪戦やらかしてるのよっ?!
眉目麗しい男の子達がっ!今っ!目の前で!生BLをっ!
……ユウちゃんとライちゃんがいちゃいちゃしてるところも十分破壊力抜群だったけど、総受けと言う名の大量殺戮兵器はあれの比じゃないわね……萌え滾りすぎて生きてるのが辛い。
ユウちゃんがイケメンに取り合いされてるその様子を見てるだけでご飯3杯いける。
内から溢れるこの胸キュンに……思わず息が荒くなっちゃう。
だってほぼ一月ぶりの生BLだもん。
むっつり……執事……ご主人様……
バンッ
重厚な作りの扉が勢いよく開け放たれたその音に、キングサイズのベッドの上で繋がっていた二人が来訪者に向けて視線を投げた。
「あ……隆也、さ……」
組み伏せられていた華奢な身体はほんのり桜色にその肌を染めている。
情事を見られて恥ずかしそうに、目が合ってすぐ悠紀仁は視線を逸らした。
「……勝手に悠紀仁様に触らないでもらえますか。」
毛足の長い絨毯に、普段は声を荒げることすらない隆也の焦ったような足音が鈍く響く。
ベッドサイドまで歩み寄って、自分の主人の『飼い猫』の腕を掴みあげた。
「なぁ〜んで俺がお前の言うこと聞かなきゃなんねぇんだよ。
俺のご主人様はユウだけなんだから。」
見せ付けるように繋がっている箇所を揺さぶる。
その下で、顔を手で覆った悠紀仁が啜り泣くような嬌声を上げながらそれでも感じていた。
ぴんと伸びた爪先が、痙攣したように宙を蹴ってる。
「躾のなっていない野良猫が私の主人のペットだなんてどの口が……。」
「今もユウが俺と遊んでくれてたんだもんねぇ?
この、イイ所擦るたびにぴこぴこ跳ねるユウ特製の猫じゃらしでさ?」
「あっ、やっ……ダメ、そこ触っちゃ……」
つんつん、と突かれたピンク色の先端からぷくっと透明の粘液が溢れてきた。
ダメ、と言いながら後ろの穴はうねりながら「もっと」と圭介の灼熱を締め付ける。
「悠紀仁様…………
……毎晩私と遊ぶだけでは足りませんか?」
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