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極楽蝶華
楽園はぁはぁ
 


『うんうんっ』

「その時のユウがさぁ、まぁーた超可愛いんすよ。
俺の顔まともに見れないくらい恥ずかしがって真っ赤んなって、聞こえるか聞こえないかくらいの小さい声で【ヨシ】って言うの、もーマジ鼻血出そうなくらい興奮したし……」


快感には弱いんですねわかります。


「ユウ、ご褒美ちょーだい?って無理矢理咥えてユウのミルク飲むのも、表面だけ嫌がってるけど顔が快感に歪んでて……イッちゃいそうなくらい可愛くてぇ〜……」

『それで?』


「それで……っ?!
あぁっ!!誰にも言わないつもりだったのに!!
智美さんも何喜んでんすか……っ!!」


チッ、我に返りやがったか。


『いいじゃないの……ホラ、ユウちゃん可愛かったんでしょ?実は何だかんだ言って自慢したいでしょ?話したいでしょ?』


「も、もう絶対言いませんからね。
……あぁ〜、クソ、俺だけのユウだったのにぃ〜……」


ヘラヘラ双眸を崩して思いっきり惚気てた男前。今は頭を抱えて心底ずどーんと落ち込んでいる。
うんうん分かってるわよ、それだけユウちゃんの事が好きなのよね?


『ねぇライちゃん……
【二人なら悲しみは半分、喜びは二倍】って言葉は知ってる?』

「……何言われてももう話しませんよ。第一それ恋人同士に使う言葉でしょ。
……あの時のユウがどんなに可愛かったかは俺だけの宝物ですから。
もういいですよね?俺、ユウの所戻りますよ。」


……しょうがない、たっぷり収穫もあったしここは引いとくか……


『分かったわよ。
萌えも補給出来たし、ありがと。
結局話してくれたし、これ、渡しとくわね。』



ライちゃんの目の前に突き出したのは、赤く上気した顔でペロペロキャンディーを舐めるユウちゃんが写ってる写真。
半開きの唇から蠱惑的な紅い肉が覗き、ピンク色の飴に舌を這わせて上目遣いでカメラに視線を向けている。


最初に見せたのより、もっとエロ可愛い表情とポーズのユウちゃん。
スカート捲れ上がって太もももあらわになってるとか襲ってくれと言ってるようにしか見えないだろ常識的に考えて……




「こ、れ……」

『ん〜ん。可愛いでしょ?』

いらないならいいわよ、と言う前に財布の中にしまったライちゃんを見て、よし、これなら交渉の余地はあるなと確かな手応えを確認した。


『じゃあ私も一緒に戻るわね。』


ユウちゃんが総受けでイケメン達に囲まれてるの見てるだけで萌え死ねますが何か。

さぁ早くライちゃんもユウちゃんにベタベタする作業に戻るんだ!

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あきゅろす。
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