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極楽蝶華

 


『……何で知らないの?ユウちゃんがこんな可愛いのに本人は女の子(のおっぱい)が大好きっていう萌え設定。』


ライちゃんがそんなユウちゃんに振り回されて一喜一憂して女に対してヤキモチ妬く所とかはたから見ててホントにご馳走様ですありがとうございます。


「いや……うち、男子校なんで、悠紀仁転校して来てから女性含めて話したこと無かったから気付きませんでした……はぁ。」

「……ぜってー彼女作らせねーからな……」



ヤキモチぷまいです。
じゃなくて。


男子校だと?!男子校だと?!

男子校に転校して来た……だと……?!ごくり。



「お前……っ!!ただでさえ少ない望みを潰されて可哀相と思わないのか俺がっ!!」

「こんなに頑張ってるのに去年から全然報われない俺の方が可哀相だろうが。」

「は?
……俺のかすかな夢すら打ち砕こうとするお前のどこがかわいそむぇっ」



横から飛び付いて掻っ攫ったユウちゃんの細い体躯が小さく呻いた。
今の声テラ萌えすはぁはぁ


『だ……男子校?!』

「男子校です。最悪ですよー。前の公立の時もそうだったけど、女の子いないとやっぱむさ苦しいんですよ。」

『んなこたぁどうでもいいんだよ!!
大事なのは!全寮制か!そうでないかだ!』


転校して来てから、女性を交えた席で会話してないと言った。
ユウちゃん外で遊ぶの好きだし、彼らがこんなにユウちゃんべったりなら絶対ついていってるはず。
なのに「知らない」……
さらに、ここ1ヶ月近くうちに来てない理由もつじつまが合う……!!


「そ、そうですよ。全寮制の高校です。そのせいでここ1ヶ月東京に来れなくて……智美さん、よくわかりましたね。レオから聞いてました?」



キターーーー(゚∀゚;;≡;;゚∀゚)ーーーーー!!

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