極楽蝶華 座り込み □■□■□■□■□■□■ さぁーて。 まぁ別に起こして入れてもらうほどの緊急事態でもないからなぁー。 俺を加護している脳天気の神様はこんな時も通常運転だから困るなー。 いやー、別に用心深い性格になろうと頑張ってる訳じゃないけどね。 なんも無いだろ別に。ここ日本だし、学校の寮の中だし。 具合が悪いときもマイペースなのも俺の長所だよきっと。 毛布もあるし高裏さんの部屋のドア横で座って待ってりゃいーや。 そうすりゃ出て来るとき分かるだろ、絶対。 もう一度頭からすっぽりと毛布を被り直して床に座り込んだ。 思考を止めて緩慢な響きを残す頭痛に意識を委ねると、だんだん瞼が、下がって…… あー、……また熱出て来たかも…… [*前へ][次へ#] [戻る] |