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極楽蝶華
閑話
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「あっ……バカ、レオ、激し……ッ!!」


無理矢理2人で入った狭い個室の中、華奢な肩を押し付けた壁がガタガタと大きな音を立てた。

仲間達から数メートルしか離れていない店内のトイレの中。無理矢理引っ張られて連れてこられたこんな場所。
見つかったらどうしよう、そんな警鐘が頭の中で響くが身体はどうしようもなくこの非常識に興奮してしまっていた。


「だって……ユウが悪いんだよ。さっきあんな顔して俺のこと誘うんだもん。」


肉襞の中、骨張った指が数本無遠慮に後孔の中を解していった。



空気と粘液が襞に巻き込まれてぐぷぐぷといやらしい音を辺りに響かせる。
自分から鳴っているその音を聞いていたくなくて、ギュッと目をつぶって快感と一緒にやり過ごそうとした。

「ちが……ッ、誘って、ない…………っ!」

「じゃあ何でここガチガチになってるの?俺、触ってないのに。」


ツン、と指先で弾かれて今まで一度も触ってもらえず震えていた小降りな雄の先端からこぷりと粘液が溢れた。

いきなり与えられた雄への快感に、我慢できずユウの腰が小さく跳ねる。


「あ、やっ……そこ触っちゃ……ッ!」

「何で?ユウちんぽ扱かれながら後ろかき回すの超好きでしょ?」


「あぁん、違……うぅ。知らない、知らない……」

「ユウの嘘つき。……ここは正直なのに。」


指を飲み込んだままきゅうきゅうと締め付けて来る魅惑の坩堝を見下ろして、思わず喉が鳴る。
そこに自身を突き立てたときの鳥肌が立つほどの快感を思い出して本人も無意識のうち口の端が吊り上がっていた。


「じゃあ……これは好きでしょ?」


ユウのアナルを侵略しながら、片手で器用に前をくつろげて中から反り勃った性器を取り出す。
その先端でぺちぺちと尻朶を緩く叩いてそこに先走りを塗りたくった。


粘液で筋の付いた双丘の奥、抜かれた指を淋しげに求めるかのように物欲しげにひくひくと震える可愛いお口が見える。


「あぁん、やだ、ばかぁ……」

「やなの?
ユウ俺のちんぽでアナルぐちゃぐちゃにされんのめちゃくちゃ好きなくせに。」


ぬる、ぬる、とわざと中には入れずに先端で孔の入口にカウパーを塗り込めるようにいやらしく腰を動かして焦らす。

円を描くようにくるくると蕩けたお肉を潰してやると、上の口から猫の仔のような可愛い鳴き声が漏れてきた。

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