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極楽蝶華

 




そして向こうでは兄貴が悠紀仁さんに
「あのジャケットいくらしたんだアホだらぁっ!」

とがすがすローキック入れられていた。結構本気入ったそれは割と痛そうなんだが幸せそうな顔をしている俊ニィにちょっと嫉妬。

別に俺はMじゃないけどなっ!



「お前にも誕生日びっくりするようなもん渡すからな!嫌だって言うなよっ!
絶対だかんな?」


と、随分と羨ましい宣戦布告を受けて超ニヤついていた。兄貴キモい。


俺だって悠紀仁さんにプレゼント渡しちゃうもんね!もちろん兄貴と違って悠紀仁さんの本来の誕生日に。



何にしよっかなー。特大3段ケーキとかどうかな。悠紀仁さん甘いもの好きだし。
俺の誕生日のお返しは別になくてもいいけど・・・・欲を言えばぜぜぜぜ全裸の悠紀仁さんにリボン結ん(ry
バシィッ


『いっ・・・・つ、な、何だよたけニィいきなり・・・・。』


一瞬目から星が飛んで、脳裏に思い浮かべていたラッピング悠紀仁さんが頭からスコーンと音を立てて抜けてしまった。

チカチカする目で激痛の元を振り返ると、何となく不機嫌そうな顔をしたたけニィが俺の横に。



「何か、お前が脳内でムカつく事考えてそうだったから。」


・・・・え、ちょ、何で分かるんだよ俺の想像したことが。
第一兄貴と言えど俺の脳内の事まで制限する権限はないだろ常識的に考えて。


「おにぃちゃんの妄想レーダー舐めるなよ。
誕生日のプレゼントはメイドコスした悠紀仁に萌え萌えキューンしてもらってぇ、俺のグングニルも悠紀仁に萌え萌えキューンしたいなーとか考えていいの俺だけだからなっ」


真顔で言い切った兄に一瞬時を忘れた。






悠紀仁さん逃げて超逃げて

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あきゅろす。
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