極楽蝶華 目が覚めたら □■□■□■□■□■□■ 『んー……』 目を覚ますと高裏さんの顔がドアップ。 「起きたようだね。未だ辛いだろうが……何か食べないと回復しないから。」 目の前に卵粥が差し出される。 あーそうだなんか具合悪くなってー、倒れてー、んでもってまた高裏さんに迷惑かけたんだねー。 状況を思い出して一人納得した。 節々が痛くてこりゃーかなり酷い風邪だなー、頭痛いなーとか思うけど確かに腹が減ってるのでありがたく戴こう。 『なんかすいません迷惑かけて。』 「これも仕事の内ですから。気にしないで今は良くなることだけを考えてください。」 口一杯に頬張ってた俺は返事が出来ずにとりあえず何回か頷いた。 器が空になったので、食後にと出された薬を口に放り込んで水を一緒に流し込む。 [*前へ][次へ#] [戻る] |