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極楽蝶華
ま さ か……ッ(☆)
猛の背中に一撃、何の警戒すらしていなかった俊ごとソファに蹴り飛ばして……


今の二人は、都合……猛が半裸の俊を押し倒してる形。


『まさか……しかも、猛攻めの俊受けなんて!!』


いや、別にどっちが上でも良かったんだけど。


僕から見て猛、その向こうに俊、だったから蹴り飛ばしたら猛が上になっただけ。




……僕はまるで知らなかった、とばかりに申し訳なさそうな顔。


春日と透は笑い声抑えて爆笑。

……あ、透が笑いに堪えられずに膝から崩れ落ちて床叩き出した。



村上は……ちょっと不愉快そうな顔してる。

多分嫌な事想像したんだろう。



「おま……悠紀仁の前でそーゆーネタは止めろ……」

「……きんしんそーかん……俺らの場合アリエネーから。」


どけ、と言われる前に猛が身体を起こし、その下から這い出た俊もソファに座り直した。


それを見て、つまらなそうなこの方の一言。


『なぁんだ、もっとリアクションとれるかと思ったのに。つまんない。』


まるでやって損した、と言わんばかりの暴言。

俊と猛は「コ、イ、ツ……ッ!!」と思いつつ自分の暴挙悠紀仁にバラされると困るので何も言えない。


ちなみに
握り拳に血管を浮かべてる二人の弟は未だに腹筋崩壊から立ち直れていない。

揚げ句今度は気管に何か入ったらしく、激しく咳込みだした。
……兄思いの弟だ。

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あきゅろす。
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