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極楽蝶華

 

「可愛くねぇよッ!!離せゴルアァァァァッ!!」


ごち、とイイ音立ててぐーで殴られた圭介。
それでもへらへらしながら幸せそうにぶたれたところを摩っている。



「もー……心配してやったのにぜんッぜん必要無かったみたいだなッ!!」

「うわっ……ごめんなさい!!まだいる!!超必要!!」

「何が。」

「ぎゅーとか、ちゅー。……さして?」



……貴様、私の前でそんな話題を出して、無傷で引っ込めると思うなよ?


『……してもらえば良いいじゃないか。』

「あ?……村上、気ぃ狂った?」

『いくらでもいるだろう。
……何人か知っているから呼び出してやろうか?』

「い゛っ……?!」

思わず顔が引き攣る圭介。
……クラスが同じ分、醜聞も多く知られているため迂闊に反論できない。

悠紀仁にバラされたら終いだ。


『……あまり調子に乗るなよ。
優しいからと言って、それに甘えるんじゃない。』



「…………?何がですか?隆也さん。」


『あぁ、何でもありませんよ。』


ちょっと水面下で(不平等)条約を結んだだけですから。



苦虫噛み潰した様な顔をする圭介とは反して、にっこり、と悠紀仁に笑いかける隆也。
さっきまでの絶対零度の視線は何処へ……。

劇的Before After(笑)

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あきゅろす。
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