版権 誤解っショ!(弱ペダ/東巻/下品) 巻島の家に遊びに来た東堂がおもむろに巻島に向き直った。巻島を見詰めてそのまま何も話さない東堂に眉をひくつかせながら口を開く。 「尽八…どうしたんショ?」 「巻ちゃんさぁ、下の毛も緑なのかね?」 「いや…フツーに黒っショ。」 「見してよ。」 「イヤイヤイヤ、意味わかんないっショ!地毛なわけな…止めろ寄るな!」 巻島の制止を無視して東堂は彼の奇抜な(右足は赤黒ボーダー左足は紫黒ストライプの)細身のスキニーに手をかける。 巻島が遠慮なくグーで殴るも東堂は怯まず器用に巻島のスキニーを奪った。 「尽八ッ!何…やだショ!」 「恥じらっちゃって可愛いなァ。うわぁ…巻ちゃんパンツもすげえ。蛍光ピンクに金の龍が踊っているぞ。」 「今そこどうでもいいだろ!?」 「うむ。そうだな、俺が見たいのはナカミだからな。」 「尽八お前アタマ大丈夫ショ?」 無理矢理引き摺り下ろそうとしてくる東堂に必死にパンツを引き上げて対抗するも、隙を突かれて窓から引き裂かれた。 「ギャァァァァ!!」 「おーやっぱ黒だったか。」 「だからそう言ったショ!!止めろ触るな!」 長い手足をばたつかせるが東堂はそれをひょいひょいとかわしてまるで猫でも撫でるように巻島の茂みを撫でる。 「巻ちゃんも人の子なのだなぁ。」 「撫でるな!お前ほんとアタマおかしい…!」 「足はスベピカなのに下はけっこう濃いんだな巻ちゃん。」 「余計なお世話っショ!!」 友人に陰毛をしげしげ見られた上撫でられるという異常事態に首まで赤くなった巻島がビンタを入れる。 が、おしくもかわされた。 「ちょっとー俺の美顔が歪んだらどうするのかね、巻ちゃん!」 「歪め!つか俺だけ下半身剥き出しってどーゆー状況ショ!?」 無惨に破られたパンツを指して東堂に食って掛かるが、当の東堂はニヤッと笑っておもむろに自らのベルトを解いて一気にずり下ろした。 「尽ぱ…!?」 「まったく、オレのがみたいならそう言えば良いのに。巻ちゃんはシャイなん」 「見たかねーショォォォォ!うわ!ほんとに止めっ!」 「触るかね?」 「断固拒否するショ!早くしまえ!お前のストリップなんかなんのボーナス感も無いショ!」 「何を言うのだね巻ちゃん!この東堂のチンコが見たくないのかね!?ほら!巻ちゃんのよりデカいぞ?あっ、さっき撫でてて思ったのだが巻ちゃんのチンコちょっと皮被ってて可愛いな。オレのはズル…」 「やーめーろ〜!!」 巻島がそろそろ本気で警察を呼ぼうかと思っていると携帯の着信音が鳴り響いた。 天の助けとばかりに飛び付いて携帯を開く。 「きっ…金城からショ!お前ちょっと静かにしてろ!」 ビタッとくっついて電話を聞こうとしてくるのはこの際気にしない事にして応答ボタンを押す。 『巻島、今暇か?暇なら俺の上りの練習に付き合ってくれないか?』 今すぐ行く!と答えようとした巻島を遮って東堂が大きな声を出した。 「ハッハッハ!巻ちゃんは今オレとチンコ見せ合ってるから無理だな!」 何故か誇らしげに言い切った東堂に巻島がフリーズする。 おそらく電話の向こうも同じ気持ちだろう。いや、それ以上か。長い無音が続いて金城の僅かに上ずった声が巻島を硬直から解いた。 『巻…島、あー、…』 「き、じょ!今の違う誤解!尽八が勝手に見てきただけでオレは見てないショ!あいつが勝手に脱いだだけでオレは…」 『…………そうか。失礼した。』 ブチッ、ツーツーと無機質な音が巻島の耳に響いた。 「…尽八ィィィィィィ!!」 「え?何!?俺なにか間違った事言ったかね?」 ―――――――――――――――――――――――― この時点で付き合ってません。 東堂はこのくらいの変態がいい。 ってゆうか初の弱ペダがこれってどうなんだ。 ※だいぶ初期の段階で書いたので口調直しました。 next→ [戻る] |