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早口言葉(修要/台無し注意)



「ちゅぢゅちゅしちゅでしぢゅつつう」

「見事に全部噛みましたね。」

「ええ〜檜佐木言える?」

「手術室で手術中。」

滑らかに言い切った檜佐木に東仙が明るいオレンジの襟巻きに顎を埋める。
珍しく全員原稿が仕上がっていた編集部は退屈凌ぎに将棋を差したり談笑する声で満たされていた。

「…かえるぴょこぴょこみこぽぽこ。」

「かえるぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ。」

普段比較的穏やかな口調の東仙は最近誰に吹き込まれたか早口言葉にご執心で、その相手は主に檜佐木と狛村が務めている。
檜佐木にとっても別段嫌な事は無いので機嫌良く応じているが、幾度聞こうともその理由は聞き出せなかった。

「生もぎ生もめまなまなご」

「生麦生米生卵。…まなご?」

「びじゅつしつぎじゅちゅしちゅしぇじつしつ。」

「美術室技術室施術室。」

「たきゃくせんまんにょんぽんこう。」

「貨客船萬景峰ご…前の現世の任務でテレビ見ましたね。」

「…うりうりがうりうりにきえうりうりりうりりり…」

「瓜売りが瓜売りに来て瓜売れず売り売り帰る瓜売りの声。」

「ここめのまななみ。」

「粉米の生噛み。」

「かせいたんしゃた。」

「おしい!火星探査車。」

「ぼうぶがびょうぶにぼうぶに絵を描いた!!」

「…最後だけ自信満々に言い切られても噛んでましたよ。あと屏風に影響受け過ぎですから。」

「ひきぬぎにくいぬぎぬぎぬぎにくいぬぎ!」

「引き抜き難い釘抜き、抜き難い釘。」






「…難しいね。」

「練習あるのみですよ。」










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グリジャルグリージョとか言い辛いよねってただそれだけ。










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狂枷蟋蟀(きょうかこおろぎ
九相輪殺(きゅうそうりんさつ
の方が絶対言いやすいよねって言う…優しい要さんは藍染様のこだわり台無しにするようなことしません。
グリジャル・グリージョって響きは好き。
九相輪殺が九なあたりに愛を感じた。
檜佐木は要の書類とか読み上げる為に早口言葉死ぬほど練習してればいい。

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あきゅろす。
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