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炎の決意
第二話  本音で語ろう 家に住もう




新しい家は広かった。
今までボロイ、それも家と呼べるかすらあやしい家に住んでいたのでなおのこと広く感じる。

正直ふわふわのベットは落ち着けず
一晩中眠れなかった。

そのせいか寝おきの顔と気分が悪く
おこしに来てくれたメイドがおびえていた気がする。
さてと 食堂に行くか

・・・

「さてザンザス
 食べながら聞いてくれ 
 君はこれから家庭教師に勉強を教えてもらう
 いいかね?」

『ハイ
 …あの』

「? 何だね?」

『俺は
 俺のことはザンザスでなくルカと呼んでください』


食堂に行くと父さんとその部下
なんでも守護者とかいう人たちがいた。

食事はおいしく、振られた話の内容も別に苦ではなかった。
だが一つ、どうしてもザンザスと呼ばれるのにはなれなかった。



「ほう?なぜだい?」

『気づいてるはずです。
 俺はあなたの子ではない。
 そんな俺がXの文字を背負うのは変です。
 さらについ最近まで俺はルカと名乗って生きてきました。
 ですからあまり自分の名前を呼ばれている気が死ねーんだ。』


自分は血が繋がってないことに気づいてる。
そう意思表示したら、守護者?どもが驚いた顔をした

ジジイに変化はなく、ちょっとつまらなかった
でもやっぱり気づいてたんだと再確認。

にしても最後らへん口が悪くなってた気がする…
まあいいか


「そうか。そうか。
 よし ではルカ。
 君も敬語を使わず気楽に話してくれ。
 口は悪くなっても構わんよ」


ほらやっぱり良かった。
 
何より言えてよかった。

そう思えた


「しかし困った」

『?』

「養子としてもらい受ける際 
 提出しなければいけない紙があるんだ。
 だが、すでにザンザスと記入している。
 幸い提出はしてないが、修正液を使う訳にはいかないんだ。」

『・・・
 では、ミドルネームの欄にルカと記入してください
 できるだけザンザスに慣れてみます」

「そうしてくれ」


にっこりほほ笑むお義父さん
それを見て一つ聞きたいことを思い出した。


『あの、お父さん
 …母さんは』

「ああ、不自由ないように暮らしてもらっているよ。
 ルカ、
 君はもう表向きにはマフィアだから
 会うことは難しいが」

『いいえ、それは重々承知の上です。
 ありがとうございました』


それを最後にコーンスープに口をつけた。


・・・

広い

食事も済ませ、与えられた部屋に戻ろうとする。
だが、特にすることもなく部屋を見て回ることにした。

家の図ももったし、使用人もたくさんいるから迷うまい
そう思ったのが1時間まえ

にしても広い
結構歩いたがまだ半分と見れてない。
開けるたんびに部屋が違うので、飽きは来ないがそろそろ疲れた。

気のせいか視線も感じる
まあ使用人たちだろうから、特に気にはしてはいないが。


にしても広い
今日はやめにして明日にすることにした。
昨日の寝不足も重なって、今日はぐっすり眠れるだろう。

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