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炎の決意
第一話  炎と壊れた母 下






「U Un mostro(ばっ化け物)」


俺の手から出た炎を見て
さっきまで群がってた男どもが慌てて逃げていった。

情けねーな

呆れにともない治まる怒り
それに比例し手の炎も弱なり消えていった。



ガシャン!!

金具の音がした
さっきのやつらが戻ってきたのかと身構えて後ろを振り返る


『かっかあさん』


だがそこに居たのは、今の母親だった
軽蔑された。
俺はそう思った。でも予想もしない反応をした。


「はっはあ
 間違いない。その炎
 お前は私とボンゴレファミリー9代目の子だよ」

『ボンゴレ、ファミリー?』

「ああー 
 世界最強のマフィアだよ」


あの時の母さんの目は、薬で犯されていたような目をしていた。
その後、俺に10代目としてふさわしい名前
10を意味するXを使った

XANXUS(ザンザス)

と命名された。


その後、はじめて会った 母曰く父親のボンゴレ9代目、ティモッテオ

まあ、俺からすれば何とも母親が哀れで仕方なくて、
こいつが父親じゃないっと言い切れなかった。

だが気づくだろう
こんな白ひげはやしたジジイ
孫なら分かるが子供はねえだろ
こんな下町で薄汚れた所に住んでいる俺らには、雲の上の存在のはず。

そっと見せたおれの炎を見て自分の子だとジジイも言うし
たぶんジジイは気付いてて あえて受け入れたんだ

俺も差し出された手に
自分の手を重ねていた。

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あきゅろす。
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