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執事もいいがウエイターの方が個人的にいい。









「京野さーん」

「あ、いらっしゃいちなちちゃん。逢うのは久し振りだね」

「お久しぶりです。スクアーロ居ますか?」

「今調理して貰ってるよ。彼料理上手だよね。いい人見付けたじゃない」

「いつか別れるもんですけどね」

「リアルだねおい。それよりあの方はお知り合い?」

「え?」

「扉の向こうで睨んでる黒髪赤目の人」
「ボスぅぅぅぅぅ?!!」

「やっぱり知り合いなんだ。外人さんと仲良しだね」

「どうしたのボス?」

「てめーの後付けてみた」

「何か愛しい」

「初めましてちなちちゃんのボスさん」

「……」
「あ、あちらは京野さんでこちらはXANXUSって方です。あっしはボスと呼んでます、はい」

「ザンザスさん…俺もボスって呼んでいいですか?」

「好きにしろ」

「ありがとうございます。もし宜しければ御席へどうぞ。今はまだ開店前なので良ければお話させて頂けませんでしょうか?」

「……」

「すみません、ボスは寡黙なんです」

「ははっ。いいよ気にしないから。お飲み物はなににしましょう?」

「酒」
「ちょ、ボスそれはだ、」
「スクアーロさーんお酒持って来てくださーい」

「京野さんんん??! お酒あったんですか?!」

「うん。夜に出すんだけどね」

「ゔお゙ぉい持って来 てねぇんで俺は戻るぜぇ」
「いや貴男持ってるでしょ右手に」

「京野さんの素の姿を初めて見た」

「Sいな顔とか雰囲気が」

「エスい…」

「放せ知るかぁ! こんな姿見せられねぇあいつには!!」

「やっぱりスクアーロさんとボスは知人かぁ」

「口調真似んな。何でそいつも連れて来たんだちなち」

「親しくなったね君等。何か付いて来たっぽいんだ」

「てめー抱き着くなうぜぇから」

「ヤキモチだ」

「黙れ京野」

「ウエイター姿似合うよスクアーロ。短髪の方が似合いそうだけど」

「褒めてんのか褒めてねぇのか微妙だなてめーも」

「ほんとは喜んでるんだろうね」

「うっせぇ」

「いいコンビだな京野さんアンドスクアーロ」

「漫才しろ」

「ここは漫才バーじゃねぇぞぉ」

「お待たせしましたボス」

「お前までボス言うな」

「ボスってどんな仕事してるんです?」

「今は長期休暇中なんですけど、普段は上の人やってると思いますはい」

「適当な…」

「へぇー」

「てめーも相槌打つな」

「スクアーロさんとボスって背が高いね。ちなちちゃんは昔から高い人好きだよね」

「え、そんな事ありませんよ」

「そうなのか」

「いやいや違うから」

「背が高ぇやつ好きなのか」

「スクアーロ百八十二センチじゃない」

「高ーだろ」

「カスが。俺の方が高ぇよ」

「ちなちちゃんは好かれてるね。お兄さんに知られたら大事だ」

「ははは…ちくってませんよね?」

「まさか。あ、でもこれに答えてくれたら絶対言わないって約束するよ」

「約束は破る為にあるんですよ」

「嫌な事言うなぁ」

「それで何ですか?」

「スクアーロさんとボス、どっちが本命なんだろうって」

「あっしが二股してるという方向でですか。そう見えます?」

「好かれてるのは解るよ」

「……」

「まあ取り敢えずグラス投げないで頂きたいなボスには」

「いつもあんなんです」

「ちなち来いこっちに!」

「うわっ!」

「カスが」

「さてちなちちゃんを盾とされ手が出しにくくなったボスはどう出るか」

「頭にぶつけりゃいいだろ」

「ゔおっ!」

「カスだスクアーロ」

「どうでもいいから弁償して下さいね。じゃないとちくるよ」













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