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ご想像にお任せします。









「ちなち」

「ボス?」

「これ着ろ」


 そう言ってボスが投げてきたのは白と赤という正月にやりそうなあれを思い出させる色物の、


「袴…? いや巫女さん?」

「ああ」

「え、あの、これどうして?」

「アマ○ンだ」

「慣れたもんだなおい。てかえ、これ着るのあっし?」

「着ねぇなら脱がす」

「喜んで着させて頂きます」


 巫女服を持って脱衣所へ行こうとすると首根を掴まれ、ここで着ろという御命令を頂戴したので仕方なく着替えを始める。てかあっし凄くないか? ボスの目見るだけで意思が解ったんだけど。

 ボスがガン見する前で制服のリボンを取り釦外してスカートを脱いだ。うわあ、いつもは遅刻阻止の一心だったから恥ずかしくないけど今はかなり恥ずかしいぞ。


「細いな」

「え?」

「何でもねぇ、さっさと脱いで着ろ」

「いやもう脱いでますが」

「袴は全部脱ぐんだろ」

「要らん知識得ないで頂きたい。脱衣所行ってきます」


 服で前隠しながらダッシュで行こうとしたのに流石ヴァリアーボス、一秒足らずで抱きしめられる。うわちょ、


「は、放してボス! 恥ずかしいし見せられないよ裸なんか!!」

「真っ紅だな」

「耳元で喋らないでー!! ってひゃああ?!」


 いつの間に手を回されてたのかブラのホック外された! それで下に手が、ちょっ! あっし涙出て来たよ!!


「だ、めっ…!」

「安心しろ、なにもしねぇ」


 ほぼ瞬間移動的にベットの上、後ろにはあっしを抱くような感じのボス。いやいやベットに居たら普通それ考えちゃうでしょ。安心出来る訳ないよ。

 せめてシーツで隠させてと言おうとして身体前に赤い袴が当てられてる事に気付く。それはなんか見えないように隠してるようで、あ、片足抜かれってちょちょちょちょボス!!

 後ろのボスに講義すべく振り向いた、ら、


「……」


 あっしの心臓は停まった。


「………どうした?」


 すみませんあっしを見ないで下さい。

 だってボスの顔が真横に、ボスの髪がほっぺくすぐって、ボスのほっぺに一瞬唇触れちゃった、よ、いやでも確かに前寝てる時のボスにしたけど、でも寝てたからであって、てか今のあっし袴で前隠れてるけど全裸じゃね?


「ぶはっ! 熟した林檎みてぇだな」

「は??!」

「顔色だ」

「あ…」


 えと、今あっしボスに、


「な、ち、ちゅ、き、きき、」

「掃けたぞ。次は上か」

「………ッッッ!!!」


 不意にドS的笑みを見せちゃったボスがあっしの萌えバロメータをぶっ壊した。
























「帰ったぞぉちなち!」

「うるせぇ。てめーは黙りながら入って来れねぇのか」

「ん゙なっ!!? ゔお゙ぉぉおい!!! 何でちなちが巫女姿で倒れてんだぁ??!!」

「知るか」

「てか服とか散乱してんじゃねぇか!!!」

「たりめーだ。脱がしたんだからな」

「な…っ!?」


 結局なにがしたかったんだ。












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