罪名でもない。
授業終了帰りのホームルームが始まって、あっしは盛大に溜息を吐きながら机に突っ伏す。今日の朝は酷かった。本気で素晴らしい目覚めでしたよ。
「カスが!」
バキッ
「ゔお゙ぉ!!」
ドゴッ
「ぐはっ!」
「…っ。うるさ…ぐえっ?!」
「いってぇ…悪ぃ」
「そう思うならどいてくれ。重いよ」
「漸く起きたかカス。カス鮫が起こそうとしてたから起こすの手伝ってやったぞ」
「お気持ちは嬉しいけどもう少しソフトな方が有り難いな。重いし」
「おいカス鮫。デブだとよ」
「いやいやいやあっしそんな事思ってないよ?!言ってもねぇ!!」
「うるせぇ!俺はてめーと違って長さがあんだよ筋肉あんだよ!!俺が体重40キロ代だったらきもいだろうがぁ!」
「ちょっと!何か貶されたんだけど!いいから退けよカス鮫!」
「はっ!それだから貴様はカス鮫なんだ」
「意味解んねぇ…」
「ってちょ!もう七時四十分じゃないか!制服征服!」
「……制服征服って何だ」
「あれだろ、全世界の制服を征服するんだ」
「ボスさんよぉ…って待てぇぇ!だから着替えんなら言えっつってんだろおぉぉ!!」
「胸ねぇなあいつ。ガキだからか」
「ルッスーリアよりねぇんぼふっ!」
「ぶはっ!鮫が鮫の人形に攻撃されてら!!」
気付けばホームルームが終わり六沢とその他トモダチがやって来たが急いで帰った。ボスがなにをしでかすか解らんからね。
「スクアーロ生きてる?!」
「第一声が生存確認って何なの」
「良かった、生きてる…ただいまー」
スクアーロは床に片胡座をかき、ボスは椅子に座って脚をテーブルに乗せている。
「かっけーボス」
「何だ」
「格好いいな、と」
「ふっ…俺の女になるか?」
「マ、」
「ゔお゙ぉい!朝見た通りこいつは貧乳だったろぉ!」
「失敬な。一応この手一杯に掴めるぞ」
「ほぉ」
「待てザンザス!揉んだら児童ポルノなんたらだぁ!」
「何だ、罪名すら言えねぇのか。流石カスだな。いいか、耳かっぽじって聞けよ? 児童ポルにょ、」
「…………」
「…………」
「………………、取り敢えず揉ませろ」
「ゔお゙ぉぉい!揉む意味がねぇ!確か児童ポルノグラフティだろ!」
「何だよ児童ポルノグラフティって!どこぞのアーティストだよ!児童ポルノでいいんだよってひゃああ?!!」
「ん。まあまああるな」
「ザンザスゥゥゥゥ!!!?」
想像通り騒がしくなりました。
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