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休みらしくない休み。3。









 そう、駅に向かう途中も、電車乗ってる間も、駅下りてからも、スクアーロは逆ナンされまくり。しかも腕組まれたりしてたのにスクアーロはただ困った顔しただけ。

 揚げ句の果てには逆ナンしてきた女性達に、


「お子さんですか?」

「妹さんですよね?」



「皆胸おっきかったし」

「……」


 スクアーロがあっしの胸に目を向けたのでその腹筋で固いお腹を殴る。全く痛がってないのがむかつくな。


「別に気にしなくていいだろぉ。お前小せぇからそう見えただ、」
「なにが小せぇんだコラ」

「ゔお゙ぉぉい!俺は胸だなんて一言も言ってねぇからなぁ!!」


 恥ずかしい事を大声で言って人目を集めてるスクアーロを無視して先を行く。スクアーロが走ってついて来ても真っ直ぐ前を向いたまま。

 何でこんなにいらつくんだろ。


「あのよ…どこにあるんだ?」

「……」

「……はぁ」

「…着いてくればいいじゃないか」

「そぅ…だな、」


 またスクアーロが溜息吐いた。吐きたいのはあっしだと心中で悪態吐いてると片手がぎゅっと握られ。

 まさかの行動をしたスクアーロを見てみればあっちの方向いててあっしの事見てない。だけど包み込むスクアーロの手に力が入り、あっしは嬉しかった。


「仕方ないから許してあげるよ」

「そもそも意味解んねぇぞ。何で不機嫌だったんだぁ?」

「解らないや」

「……」

「てな訳で遊ぼうか!」

「ん゙…」


 まずは書店に行って本を見物。あっしは漫画とラノベを見にコーナーへ。スクアーロはどうするんだろうって思ったら付いて来た。可愛い奴め。


「あ、書店では静かにしてね」

「うっせぇ」

「スクアーロ程じゃないよ」


 ラノベを見回した後漫画コーナー行って物色。あ、最新巻出てるー。


「前はリボーンがあったんだよ」

「例の俺が出てる漫画かぁ?」

「そう。十一巻の表紙にスクアーロがいてね、凄い格好良くて。十二巻の背にもスクアーロが居てね」

「ほぉ」

「最新巻の二十四巻表紙には十年後ヴァリアーが居てスクアーロがめちゃかっこよかった。スクアーロばっか見てたもん」

「ゔ、ゔお゙ぉい…」

「でも骸も格好いい。つかボス色っぽくなったしかっこいい。皆は若返ったとか云々だよ。スクアーロは歳食ったよね。にしてもフラン君かっこいいな。だけど一番はスクアーロとボスだよ。だってボスがジル挑発してたしかっけーよボスほんと」

「……」

「ボストリップして欲しいよね」

「知るか」













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