2-2 ──────────── ■懸賞金ランク *魔族 5,000,000$ *魔物 ├獣型:青玉 7,000$ ├爬虫型:赤玉 3,000$ └植物型:黄玉 1,000$ 政府 ──────────── 『魔物は倒されると色のついた球体に変型します。その球体を核と言います。獣型なら青、爬虫型なら赤、植物型なら黄色です。この核と引き替えに懸賞金と交換できる仕組みとなっています。また、魔物のランクによってボーナスが加算されます。基準はランクCです。」 だからあのとき魔物の姿が無かったのかと納得出来た。 「と魔族は変型しないのか?」 『わかりません。捕らえたという事例がないのです。』 「そうですか。」 『はい。確認が終了いたしました。青玉のランクBです。ボーナスが加算されます。報酬の12,000$です。』 受付の人から懸賞金を受け取り、少しの間ギルドの中を見てから出口に向かう。 『ありがとうございました。』 *** ギルドからでた舞白は次に何をするのかを考える。 「とりあえず服より身を守るための武器が必要か…。」 そう考え、次は武器を売っている店に向かう。それから数十分後、 「武器屋…、武器屋…あった。」 武器屋はとてもわかりにくい場所にあり、探すのに時間がかかってしまった。ソウハ町の端にひっそりと建っていた。 先ほどギルド内を見ていた時、ある程度こちらの世界の知識をギルドにいた人たちに聞きだしていた。今更だが言語が日本と共通でよかったと思う。言語まで違かったら大変なことになっていた。 武器屋とは闘う為の剣などあらゆる武器を売っている所のこと。被服屋とは身を守るための鎧や服を売っている所のこと。他にもいろいろ聞き出せた。 「さっき貰った金で服と武器って買い揃えられるのかな。」 まだこの世界の物の相場が分からないので、武器すら買えなかったらどうしようと考えてしまう。不安が募る中、武器屋の扉を開いた。 . [←][→] [戻る] |