中編 朝食? アイツ…はそういつも遅刻寸前に教室にやって来る。 そして、いつも食べる時間がないのか、知らないが メロンパンとかクロワッサンとかの菓子パンを口にくわえた まま来る。マリィーは、教室に入ってきてからすぐ、 扉付近で自分の席に急いでスクールバックとエナメルの スポーツバックガサッと投げ捨て窓側の最後尾に座った。 ちなみに俺はマリィーの席の隣だったりする。 マリィーは、スポーツバックの中から水筒を取り出して 置いた。そしてくわえたパン以外のチョコクロワッサン ・カスタードパン・焼きそばパン・チーズ蒸しパンなどの 計10個のパンを次々とあのエナメルのスポーツバックから 取り出して机の上に置いていった。水筒をカチャカチャ 開けて水筒のコップにちゃぷちゃぷと温かいお茶を注いだ。 キーンコーンカーン マリィーがパンを用意している間に ホームルームのチャイムは鳴ったが、マリィーは気に せず注いだお茶を飲み、チョコクロワッサンを食べたりと 優雅な朝食を取っている。隣からパンの良い匂いが… マリィーの方を見ているとマリィー気付いて マリィー『土方くんパン要るかィ?好きなの選んで 良いぜっ☆』 とムシャムシャとチョコクロワッサンを食べながら 親指を立てた。 土方「オメェー何で呑気にパン食べてんだ?今もうホーム ルームの時間じゃねぇーか!!」 と俺がツッコむとマリィーは マリィー『えーだって、今日起きたのが7:50で、8:00に家 出ないと間に合わないんだもん☆脳内の辞書では ホームルームは朝食の時間。って書いたあるもん。 っわけーだからいいのさっ!!』 と開き直って自慢気に… 土方「お前の脳内だけだろ?その常識!!」 そう言うとマリィーは マリィー『いやぁー。No、No、違うのね。彼処に 自分の仲間がいるからさっ!残念だな。』 と得意げに言って指を指した。 [*前へ] [戻る] |