版権駄文
駄作(TODスタジョニ/放屁/エロ無/無駄に長文)
※『どんな君でも愛してる』とはまた違ったお話です。似通った点はありますが別物です。
俺は腸が弱い。
よく腹を下すし、常にガスが蓄まり張ってしまっていてこれが結構つらい。
(っ……また……)
今みたいに移動中であろうがいつだろうが、放屁感はいつも突然に襲ってくるしな。
“プシュッ…スゥ――ッ…”
歩調を緩め、パーティーから少し離れたところで慎重に屁をすかすんだ。
一人ならいつでも気にせずできるが、なにせパーティーと過ごす時間が大半。ガスは蓄まる一方。
こんな便秘症の女みたいな悩み、恋仲であるスタンにですら打ち明けられない…
そんな生活で唯一思い切り放屁できる時がある。それは…
「ワ―――ォ――――!!!!」
“ブピイッ!!ブヒヒヒヒヒブップウッ!!”
ドシャアッ!
俺のミラクルボイスで崩れ落ちる魔物。辺りには魔物の血臭……それに紛れる異臭に、周りの奴らは気づくはずもない。ミラクルボイスに掻き消された忌々しい音にも。
そう、俺は戦闘のどさくさに紛れて放屁しているんだ。これなら臭いにも音にも気づかれない。
厄介な体質だが誰にもバレることなく、旅は順調続いていた。
だが―…よりにもよって、一番知られなくない愛しいあいつに知られてしまった…
ある日、思いの外強い魔物に遭遇した俺達
「がはっ!!」
バチンっと思い切り吹っ飛ばされるスタン。
「スタ…ッあぐっ!!」
一瞬スタンに目をやった隙に俺も叩きつけられ吹っ飛ばされる。
(っく…もうだめだ…出る…っ…!!)
先に吹っ飛ばされたスタンが、四つんばいの状態から顔を上げた瞬間。後から吹っ飛ばされたオレがスタンの前に着地する。
「ッァ…!」
そのふんばりがいけなかった…。
“ブオッ!ブブブブリブリブ―――…ププッ!!”
オレはスタンのツラに向かって、溜め込んでいた屁を一気に放出してしまったのだ。
…ミも少し出てしまったかもしれない。
とんでもない羞恥心と解放感がオレの中で沸き起こる。
赤面して一瞬固まるオレの横をすり抜けて、スタンが敵を切り伏せた。
なんとか勝ったが満身創痍ということでその日は早く引き上げ、宿へと向かった。
その夜…
いつものように部屋割りをしたが、こんな日に限ってスタンと二人部屋になってしまった。
「さっきはその…悪かったな…」
部屋に入るなり、気まずい空気を作ってしまう前にとぎこちない笑顔で謝る俺。
「え?…あぁ、大丈夫!気にしないでください!オレだって出ちゃう時は出ちゃうし。こないだなんかルーティの前でやって凄い勢いで殴られちゃって―…」
自分の失敗を交えていろいろフォローするスタンにフッと笑みがこぼれる。
(…スタン…ふ、なんで黙ってたんだろうな、俺は…)
スタンになら話してもいい気がした。いや…むしろスタンには知っておいてほしいと思えた。
今なら、話せる。
「あのな、スタン…」
すべてを話すと、一瞬ぽかんとしたスタンだったが
「…実を言うとオレ…すっごく興奮したんだ…」
…え?
一瞬耳を疑った。
「ジョニーさんのおなら、生暖かくてすごく臭かった…。ジョニーさんが出したんだって思ったら…」
そこまで言って、スタンはジョニーを正面から抱き締める。
「大好きだよジョニーさん…何したって全部大好きだ。だからせめてオレの前では我慢しないでいいからな。」
「…ありがとよ」
抱き締め返し、尻の穴を緩ませる。
プィイイッ!パスゥ。ブォン!ブパパパパ…
双丘が、中の肉ひだが放屁の勢いで震えるのがわかる。
音が止むと、プゥンと漂う排泄物の臭い。
「っはー…」
解放感にぶるっと震える。そこでふとスタンの前が硬くなっているのに気づいた。
「お前…」
「へへへ…だめ?」
「……全く…」
罰の悪そうに笑うスタン。返事をする代わりに腰をすりつけてやった―…
終。
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