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うーちゃん!

財「アカン…あの女まじありえんわぁ…」
「…ざいぜん先輩…動きにくい…っすわ」
謙「真似したらアカン!財前みたくひねくれるで!?」
財「…ヘタレは黙ってくれます?」

財前に抱きつかれながらこのんは平然と謙也にタオルとドリンクボトルを渡していた。
財前の真似をしたちみっこを全力で止められたが財前に弄られて終わった謙也であった。

2人が言い争い始めたのを白石が素敵な笑み(黒い笑顔)で止めた。

白「にしても、お疲れさんやな暁来さん。
大変やないか?」
「だいじょーぶなの…
ごしんぱい、感謝…なのです…」

白石の気遣いにこのんは、にゃはっと笑った。
只今猫耳フード被り中の為気分は猫だったりする。
実際は抱きついてきた財前に被されたのだか


菊「あー!暁来ちゃんにゃんこモードだにゃー!」

試合を終えた菊丸が指を指して笑った。
大石に注意されていたが

「にゃぅー!」
菊「にゃー♪」
柳「……猫が2匹…」
乾「ひよこを背負った猫が1匹…
ところで、暁来さん。そのリュックの中は何が入っているんだ?」

猫化してじゃれ合う2人に苦笑する教授と博士。
財前と白石は微笑んでから謙也を引っ張ってコートに入って行った。

乾はふと、ずっと気になっていたひよこリュックについてを尋ねた。
じゃれ合っていたこのんはきょとんとしてからひよこリュックを下ろした。
それからファスナーを開けた。

「きゅーきゅー箱とー、お水とー、レモネードとー、タオルとー、さいほーセットとー、すいとーとー、一味とー、トランシーバーとー、うーちゃん」

うーちゃんと言って出したのは手のひらサイズのウーパールーパーの人形だった。無駄にリアルな

大「よ…よくそこまで入るね…(汗)
見た目小さいのに…
(ウーパールーパーについてはつっこむべきか…?(汗))」

予想以上に入っているリュックに柳は開眼していた。
それからデータコンビは凄まじいスピードでノートに書き込んでいた。

菊「うわぁ、これリアル過ぎ!
ウーパールーパー好きなのー?」
「うーちゃん本物はおうちー。ウーパールーパーかわいー…です。」

にへっと屈託のない笑顔を向ける。ウーパールーパーの人形を撫でながら。

菊「…ペナル茶を飲んだ時といい…暁来ちゃん変わってるにゃー…あ、試合行って来るにゃー!」
「?…こっちゃんも…変言うです…
きくまる先輩、おーいし副部長さんいってらっしゃいです…
、あ…、いぬい先輩しあ 桃百合「あれぇ〜、このんちゃん、なんで仕事してないのぉ〜?
このんちゃんはお話しないでドリンク作ってないとダメでしょぉ〜!
てかぁ、なんでオモチャ持って来てるのぉ?遊びに来たんだったらみんなの邪魔でしょ!邪魔ぁ!!おしゃべりばっかりして完全に邪魔よ!お姫様な姫華でなくて役立たずなこのんちゃんが蓮二たちとお話するなんて邪魔でしかないのよ!」…、ゴメン…なさい…。」

乾に試合のことを告げようとした時、桃百合に遮られ、ウーパールーパーの人形を見て一方的な嫌みを言われてしまった。
邪魔だと連呼され、少し落ち込み、出した荷物をひよこリュックに片付け、小屋に走って行った。

柳「…言い過ぎにもほどがある桃百合。
それに、ドリンクを作ることは一応マネージャーであるお前もしなければいけないだろう」

お喋りは確かに俺たちが注意するべきだったが…と柳が注意するも、桃百合はニッコリと反省の全くない笑顔をみせた。

桃百合「だってぇ〜、蓮二たちも邪魔だったでしょぉ?
あんな役立たずな子よりぃ、たくさん応援してたくさんドリンクやタオル配る姫華とお話した方が有意義でしょぉ♪」


自分を棚上げし、さらにこのんを役立たず呼ばわりする桃百合に、試合を終えた切原と幸村がキレた。

切「…ふざけんのか?
ぶちょー、潰していいっスか…?」
幸「フフ、止めておきな赤也
ねぇ…、どんだけ棚上げしてんの?あぁ…もう頭がイかれてるのか。何を見て役立たずとかほざいてるの?」

が、桃百合は、自分が怒られていることに気づいていなかった。
このんのことにキレていると脳内で勝手に思っていた。

桃百合「ふふ、そうよねぇ…ふざけるわよねぇ♪
あ…!姫華周助にドリンクあげてくるからまたあとでねぇ!」

周助ぇ!とドリンクを持ってコート内に入っていく桃百合にほとんどの者が彼女に強い嫌悪感を抱いていた。

幸「…あのピンク、脳みそないんじゃないの?てか脳みそどっかに置いてきたでしょ。
それより…暁来さん大丈夫かな…」

桃百合に完全にキレて赤目に近くなっていた切原だが、幸村の一言にハッとした。

切「あんなに言われたらちびっ子ツラいっすよね…
ぁあッ…!!何なんだよ!あの女!!」
柳「あそこまで勘違いすると流石に苛立つだけでは済まないだろうが、今は試合中だ。落ち着け、赤也」
切「…ッス…次の試合で今日の練習終わりッスよね?
終わったらちびっ子に生ハムたくさん食わせてやろっと!」

キレても暴走しなくなった切原に、幸村と柳は後輩の成長に微笑んだ。

幸「ふふ…
流石我が立海テニス部次期部長だ…ってあれ?これって…」

ベンチの下に、このんが出したウーパールーパーの人形が落ちていた。
急いでリュックに荷物を片付けていたときに落としてしまったのだろう。

切原はそれをヒョイと拾い上げた。

切「これってあれっすよね?ウーパールーパーとかいうやつ」
柳「暁来のものだな。アイツが落としたことに気づいていない確率96.3%だな。」

ジーッと切原は見ていたが、ニカッと笑った。

切「練習が終わったら渡してやんねーとッスね!オレが後で渡しておくッス!!」

鳳との試合の番になり、切原はポケットに人形を入れてコートに入っていった。

切原が人形を渡すことを忘れるまであと1分…


(ちなみに精市、皆桃百合を完全無視することにしたらしい。)
(あはは、ちょっとざまぁwかも(笑)
俺たちもそうしよっか)

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gdgdサーセンm(_ _)m

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あきゅろす。
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