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ここにいて? 不安なんて 二人でいればなくなっていくよ だから、 ●ここにいて？ ここ一週間の自分の生活を振り返ってみたら、もうため息しか出てこなかった ろくに食事はおろか睡眠もとっていない 気を抜いたら今にも倒れてしまいそうだった それもこれも山本武の所為だ あいつが任務中に怪我なんか負うから、仕事の早い僕にあいつの仕事が回ってくる 断ろうにも、可愛い可愛い恋人の頼みは断れない(いつも断っているが、結局悲しい顔をするあの子に負けて仕事を請け負ってしまう) 自業自得だ、と言われれば否定はしないが、今の状況ではすんなり納得できそうにもない だから今のところは根本的な原因を作った山本武の所為にしておこう ちょうど考えがまとまったところで、あの子の部屋の前に着いた ノックもなしにドアを開ける ｢あ、雲雀さん、お疲れさまです｣ にこりと可愛く笑うあの子の顔がぐにゃと歪んで見えた ｢あぁ――、｣ おかしいな、と思いながらも足を踏み出したら、くらくらと世界が揺れた ｢雲雀さん――！｣ 立っていられなくなって、僕はその場に屈んで様子を見る あの子が傍に寄ってきて僕の肩に手を置いた ｢大丈夫ですか？｣ 心配そうなあの子の顔が覗き込んできた ｢ただの立ちくらみだよ｣ そっと立ち上がれば足元がまだふらふらとしていた 軽い貧血かもしれない ｢雲雀さん、ソファで寝ててください｣ ｢平気だよ｣ 何でもないように装ってみたが、あの子には見抜かれてしまったようだ ぐい、と腕を引っ張られるとソファに座らせられた ｢本当に平気ならこんなにすんなりソファに座りますか？｣ この子がこんなに真剣に心配するのは、僕に仕事を頼みすぎたことへの罪悪からきているんだろう 僕は一つもこの子に文句を言っていないのに この子の気持ちを少しでも軽くしようと思うなら、ここで無理するのは正しい選択とは言えない ｢…分かったよ｣ 僕は上着を脱ぎ、ソファに横になる するとあの子が僕が脱いだ上着を掛け物代わりに掛けてくれた ｢…すみませんでした、俺、雲雀さんに頼りすぎました｣ 悲しそうな響きが僕の耳にダイレクトに伝わってきた 僕はすかさず、机に向かおうとしていたあの子の手を掴んだ ｢綱吉、｣ あの子は少し驚いたようにこちらを向いた 何？と目で訴えかけてくるのが分かった あんなことを言われると、少し距離を置かれたみたいで不安になる 僕に遠慮しているみたいで気分が悪いよ ｢ここにいて？｣ ｢え？｣ ｢ここにいてよ｣ くいと力なく手を引っ張れば、あの子は小さなため息一つ、僕の傍に戻ってきた ｢どうしたんですか？甘えた声出しちゃって｣ あの子は苦笑しながら首を傾げた ｢君がいないと寝れないんだよ｣ ｢嘘ばっかり｣ くすくす笑う君から、少しでもあの罪悪感が消えればいい そうすればそれと一緒に僕の不安も消えていくから―― ｢綱吉、頭撫でて｣ ｢え｣ 僕は言ってる自分も恥ずかしくなって目を閉じた 無性に君に触れてほしくなったんだ 疲れた体と不安になっていく心には、君の温もりが一番の薬なんだよ すると、ぎこちない手つきで髪に触れる気配がした (あぁ、気持ちいいな…) 僕は嬉しくて、心地よくて自然に口元がゆるんでしまった ゆっくりと規則正しく繰り返されるリズムに、僕はだんだんと意識が遠退いていく ｢綱吉…｣ ｢はい？｣ 一瞬、ぴたりと僕の頭を撫でるあの子の手が止まった ｢僕の幸せ、取らないで｣ ｢え？｣ ｢君に頼られるほど嬉しいことはないんだから｣ 眠りに落ちかけていた僕の口調はひどくゆっくりで、あの子にうまく伝わったのかも分からない けれど、再開されたリズムにはさきほどよりも確かな温かみが帯びている気がした ｢雲雀さん…ありがとうございます｣ 最後に耳に届いた言葉が嬉しそうに響いて、僕は満足気に微笑んだ ●end● ----------------- 青猫さま宅の9090Hitキリ番をゲットできました〜!!!! ｢綱吉に甘える雲雀さん｣ アダルトですよ、アダルト!! 2人りのやり取りがとっても艶っぽぃvvvv 大人になった綱吉は雲雀さんの扱いがうまくってて人妻の香りが…しましたvv(えぇぇ) 雲雀さん甘えたの上に殺し文句ですよvv これでキュンとならないでどうしますか!? 寝かせつけれるのはツナだけです全くその通りですvv(ハァハァvv) 青猫さんのヒバツナは可愛らしい一面と甘く緩やかな雰囲気があっていつも惚れ惚れしていますvvv こんなに素敵な雲綱小説頂けて終止興奮冷めあがんねぇの!! 知ってる!?これ私が貰ったんだよ!!(消えろよ) 青猫さん!!本当に本当に有難う御座いました!! ロウの感想で全てが台無しです…!!(本当にね)  |