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第1話
―東京 某所―
[望田 柏 side]
僕の暮らしは平凡だ。
家族や家庭も普通で、自分も得に目立つことも無くとにかく普通で面白みも無い人生だった。
そんな人生に不満を持つことは一度も無かった。
寧ろこれからもそんな普通の人生でいこうと思った。
僕はいつも通り家に帰る途中だった。
得に何か起こるわけでも無く普通だった。
だが、今日は違った。
向こうからオッサンが走って来る。
そんなオッサンに飛び蹴りをする少年A。
少年Aの攻撃を避けるオッサン。
こんなありえない事があるだろうか。あったとしても僕は初めて見た。
僕は驚きのあまりその場で固まり、少年Aが攻撃を外したことを忘れもろに喰らってしまった。
そこからの記憶は無い。
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