┗紅と白と 7 「ぁん、はぁ…動くって言ったけど…よくわかんない…ごめん…。ぁあ!」 「いいよ、凄く嬉しい。」 満面の笑みで、私の腰を掴むと、腰を動かしたシロ。 今まで欲しかった刺激が与えられて、身体の芯から、脳まで溶けそうになる。 「あ、ふぁあ!ぁん!」 シロにしがみついて、快感を貪り私も腰が動く。 苦しそうな顔なのに、シロはずっと笑ったまま。目の前の大きな口と激しい快感で思考がおかしくなる。 「ふ、ぁっ!あ、シロ、私…もうっ!」 「うん。…くっ…イこう。」 私の身体が絶頂で跳ねると、シロは私の中に精を吐き出した。 「紅子、積極的なのも素敵だね。」 シロが耳元で甘く囁いているけど…頭がぼんやりするよ。 「あぁ〜あ。もう、昼じゃないか!」 「べにこぉ〜、ごめんね。」 いいえ、シロさん。アナタだけのせいではないのでご安心下さい。途中からノリノリになってしまった私も悪いのです。 真っ昼間と言うよりも朝というシチュエーションによってちょっと興奮してしまったというのは忘れることにしましょう。そうしましょう! と、言うよりか…こんな事をシロに言ったら明日の朝や昼間が危ないですからね! 「シロだけのせいじゃないけど…朝と昼間はやっぱりエッチな事は駄目!ハグとキスまでね!」 やってしまった…という後悔もあったけれど、シロも私と同じように私の気持ちの変化に気付いているみたいで安心した。 しかし、口と演技が達者になってきたシロに振り回されているのは気のせい? いやはや、私って甘いなぁ〜とは思ってるんだけどね。 愛故と言うわけでしょうか…。 しっかりシロを育てるために頑張らねば!! .end *前へ [戻る] |