┗紅と白と 3 とりあえず、自分が服を脱ぎます。シロは、それを目の無い顔で、じぃっと見つめます。 「シロ、恥ずかしいからあんまり凝視しないで。」 シロは目線を落とす。本当に従順だなぁ。 さて、自分は服を脱ぎ終わりました。次は問題の白いコイツですね…。 「じ、じゃあ、シロもそれ、脱いで?」 素直に頷いて、ペイっと脱ぐシロ。呆気ない。呆気なさすぎる…。 と、股間部分を見ない様にサッとお風呂場へ! 「シロも入って来て!お湯冷めちゃうから。」 手招きすると素直に付いて来るシロ。ちょっとだけカワイイ。 「では、最初に洗面器でお湯浴びたら体を洗います。 はい、これ使って。このバスジェルで泡立ててね。」 私がお風呂場で説明しながらスポンジで体を洗う。ふんふんと頷きながらシロも一緒に体を洗う。やっぱり学習能力は高い様で、すぐに覚える。しっかし、この距離感はとてもやりずらい…。一瞬、そんなことで注意が足りなくなったのか、足を滑らしてしまった。 「うきゃっ!……、あ、ありがとう。」 が、近くにいたシロがナイスキャッチ!抱き抱えて支えてくれた。見上げれば口だけのニンマリ顔。…、この顔の時には何を考えているのか解らなくて恐い…。 すると、シロが私の額にチュッとキスをする。なんなんだ?と、思っていると今度は唇にキス。 「ん!?シロ、一体何?」 聞いても返事はない。代わりにさっきと変わらぬニンマリ顔。スキンシップか、などと考え、シャワーで二人分の泡を流し終えた後、シロが不審な行動にでた。 *前へ次へ# [戻る] |