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雨空
ヒロイン争いと

『神楽、早く行った方が良いのではないのですか?
変な流れになっていますですよ』

「なんかもう馬鹿馬鹿しくなってきたアル。
もっと捨て置いてくれるわ!」

エイリアンが死んでとくにすることもないから神楽と一緒にスナックお登勢までやって来た。

変なヒロイン争いが始まっていた。

神楽と小生は今窓から中を覗いている。







銀ちゃんと眼鏡が女2人に殴り飛ばされ(地球人にしては強い)、神楽が中に入っていった。

何やら談笑していたが、どうやら婆や銀ちゃん、眼鏡も、神楽と一緒に白米を食べている小生に気付いたようだった。


「え?誰?」

眼鏡が言った。

『小生は斬凪です。宜しくなのですよ眼鏡とか銀ちゃんとか』

「おー」

「眼鏡じゃないです!新八です!」

『どうでもいいのです。それよりも腹が減りました。
婆、おかわり』

「私もおかわりネ」

「アンタらァァァァァ!いい加減にしろォォォォ!!うちは定食屋じゃないんだよ!!」

『細かいことは気にするななのです。
あ、漬け物もおかわり。』


白米と漬け物があれば小生は幸せなのですよ。


「斬凪、いつまで地球にいるアルカ?」

『地球は飯が美味いのでまだいるつもりです。
面白いのもいるかもですから』

「キャッホォォォ!!また斬凪と一緒にいれるアルな!!」

「え?何?何か嫌な流れになってんだけど」

銀ちゃんが青くなった。

「斬凪も万事屋に住むヨロシ」

『じゃあお言葉に甘えるのです。
野宿は快適ではないですから』

「ちょっ無理!飯食えなくなる!神楽だけでもキツいってのにもう一人夜兎増えたら死ぬ!」

『つべこべ言うななのです。
銀ちゃんはこんなか弱い乙女を野に放り出す気なのですか』

「おまっエイリアンぐっちゃぐちゃにしてたくせにどこがか弱いんだよ!!」

なんだかんだで、しばらく万事屋に泊まろうと思います。



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あきゅろす。
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