雨空
新鮮グミ
「だからダメだってば!こっから先は一般人立ち入り禁止!」
たーみなるに着いたってのに、しんせんぐみとかいう黒い奴らに止められた。
『しんせんぐみって何ですか、新鮮なグミですか?果汁たつぷりなのですかハゲ』
「ちょっ違うからァァァァ!オッサンは…グホッ!?」
『邪魔ですよ、少々眠ってるといいのです』
面倒だからハゲを地面にめり込ませて行こうとしたら栗色のサラサラヘアーの少年にまたも止められた。
「駄目ですぜィ。一般人は立ち入り禁止でさァ」
『一般人ではありません。夜兎なのです。通りますですよ』
もう面倒だから飛び越えた。
後ろの雑音は気にしない。
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